ヘブンバーンズレッド始めました

AIR』『CLANNAD』『リトルバスターズ!』などで知られる人気ゲームクリエーター麻枝准が15年ぶり完全新作ゲームをリリース予定

 

 この触れ込みだけで十分でした。

 私は高校生の時にCLANNADKanonAir、大学生になってから友人とAngel Beats!、神様になった日を観ました。ゲームでもCLANNADをプレー中です。クリアはしていませんが。

そんな状態で、身近なソシャゲとして新作が出るとなったらもうワックワクですよ。

 

 リリースされた翌日にインストールし、リセマラ当たりランキングを見ながらリセマラをしました。ss確定枠と10連チケットの計11連の結果、当たり度が比較的高いらしい國見タマ、逢川めぐみ、東城つかさの3人が出たところでリセマラ終了。さっそく物語にどっぷり浸かることにしました。

 

 

 

あらすじ

 ここでこの物語のあらすじをご紹介したいと思います。

 癌というものは遺伝子に傷がついたことを始まりに増殖、転移し最悪の場合死に至らしめる悪性腫瘍です。この物語の世界では『宇宙』に癌となる生命体が発生しました。なんらかの要因によって発生し、地球に襲来、そして地球を破滅へと追いやろうとするこの生命体を『キャンサー』と人類は名付け、地球の存亡をめぐってこの生命体と戦うことになりました。

  しかしながらキャンサーは人類が今まで生み出してきた兵器による攻撃が通じない生命体でした。この結果敗戦を繰り返し、地球の陸地の大半はキャンサーに支配されてしまいます。日本も例外ではなく、1億2000万の日本の人口も800万程度になり九州や北海道は陥落。世界はキャンサーの手に落ちようとしていました。

 人類絶滅の瀬戸際、人類は『セラフ』と呼ばれる武器を開発しました。この武器は『何かしらの才能を持つ者』だけが扱える武器で、唯一キャンサーに損傷を負わせることができました。才能を持つことから第31期生としてセラフ部隊に入隊した茅森月歌(かやもり るか)は、出会った仲間たちとキャンサーに立ち向かいます。セラフに人類の希望を乗せて。

 

 こんな感じでしょうか。SFっぽくて良いですね。なぜキャンサーは生まれたのか、セラフの実態とは何なのか。ストーリーを追っている私でもまだ分からないことが多く、ワクワクしながらストーリーを追っています。

 

実際にプレイしてみて

システム面

 まだ1週間程度しかプレイしていませんが、とても出来の良いゲームだと感じました。

 iPadでプレイしたのですがバグらしいものはひとつも見つかりませんでしたし、拠点でのマップ移動も随所にワープ可能地点があるのでストレスレス、バックログ、バックグラウンドでの自動周回機能搭載と至れり尽くせりでした。製作者の方々のユーザビリティへの意識の高さを感じましたね。

 悪い点を挙げるとするならばアイテムの売却の際に、売却個数をひとつずつしか増減できないという所でしょうか。放置が楽にできるゲームなので、放置の結果あぶれそうになっているアイテムは長押しで個数選択が調整できるといいと思いました。

 まあ荒探しみたいなものです。第一かなりの放置をしないとアイテムが所有上限の999個なんて行きませんからね。

ストーリー面

(以下の文章はヘブンバーンズレッドのネタバレと、他key作品に関するほんの少しのネタバレを含みます。これからプレイする方や、殆どストーリーが進められていない方は閲覧にお気を付けください。)

 ストーリーの至る所で見られるギャグ要素はkeyだなと感じましたね。風子がほわ~っとしているときにいたずらをしてもバレないように、「私のパンは…古川パンのお荷物だったんですね~~」→「俺は大好きだぁ~~!」のように、竹山の「あとクライストと呼んでください」が無視され続けるように…と枚挙に暇がありませんが、このくすぐったくもだんだん面白くなるような会話がこの作品にもありました。

 この作品におけるkeyらしいネタを挙げるとするなら、例えば「てへぺりんこ!」でしょうか。月歌が思い付きで放った一言ですが、その後もしつこいくらい出てきます。アホみたいなワードですが、繰り返し出てくる度にこの世界に馴染んでいく感覚がして、他ならぬこの作品をプレーしているんだなあと思えます。他にも「刀削麺」、「(ユッキーと一緒に)ブーイングする」などがありますが、個人的には「おい、タマァ!!」→「は、はい!!」が好きですね。

 登場人物がツッコミを入れるときにカットインのようなものが入り、最初はこれが寒いと感じてしまいましたが、もう慣れました。もちろん未だに第一章のユキのツッコミがキツいものがありますが、むしろその基盤があるからこそ、その派生が面白く思えてきますね。

 

 本筋であるキャンサー討伐に関する物語もうまく纏まっていましたね。大まかな流れとしては

実行予定の作戦がある(31Cなど他の部隊一つと協力)

シミュレーターを用いて数日に分けて訓練する

作戦実行

といったものです。一番つまらなくなりそうなシミュレーターを用いた訓練期間も、他の部隊との交流やその部隊内での問題の解決、31A内でのイベントなどがあるので飽きは思ったより来なさそうです。

 

個人的な感想

 プレイしていて「ん?」と思ったのは『この世界、男いないな?』でした。部隊のメンバーや司令官を含めた登場人物全員が女性なんですよね。一応同じ疑問を抱いた月歌たち31A部隊の部隊員が司令官に聞くのですが、「男性の部隊とは別の場所にいる」とのことでした。一応これで解決っぽくはなっていましたが、おそらく今後再度触れてこの世界の法則を知るタイミングがあると思っています。

 女性しかいない世界としてしまうと、他key作品の男性キャラクターがコラボキャラとして追加されることはできないので、記事作成時点では他作品とのコラボはないと見ていいのかなと思います。もちろん国崎とか月宮とか岡崎とか春原とか杏とかが追加されたらアホほど嬉しいですが、超有名他作品で釣ることはしてほしくなかったので少し安心できました。

さいごに

 このヘブンバーンズレッドは、リリース開始直後のゲームとは思えないほどにクオリティの高いゲームで驚きました。開発各種関係者の方々には感謝感謝です。

 リアルタイムでkeyの新作がアプリで遊べると思っていなかったので素直に嬉しいですね。高額の課金をしたり、最高難易度のダンジョンを周回したりはできないと思いますが、自分のペースでのんびりkeyの世界を味わっていきたいです。

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