ヘブンバーンズレッド 第2章を終えて

 いや、もうですね、良すぎましたよ。びっくりしました。ちょっと落ち着きがない状態ですがまとめていきます。

(注)以下では第二章の内容を多分に含みます。まだプレイされていない方は見ないことを強く推奨します。

 

プレイ当時、ストーリーについて

 作戦実行当日のday24からday25にかけての推奨総合戦力は7000なのですが、私は当時7200程度でした。day24がプレイできるプレイヤーランク10に到達した直後に挑んだら丁度適正総合戦力くらいだったので驚きましたね。偶然かもですが。

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第二章Day24挑戦時の部隊

 

 フェーズ1-3は難なくクリアできました。この時点では「まあそこそこ強い敵が出てきて蒼井以外のメンバーに危機が訪れるけど、敵を倒しメンバーはなんとか無事。31Bの面々の関係は完全に修復される みたいな感じだろうな」と思っていました。

 

 そして案の定、day25で新たな敵が現れます。あーハイハイ、フェーズ1-3では特に何もなかったからね なんて思ってました。

 しかしここで蒼井の盾が~みたいな話が出た時、ん?と思いました。そしてルカが「嫌な予感がする…」と言った時、私の不安は一気に増しました。

 そしてそのまま戦闘へ。ここで蒼井が前列の3人よりも前におり、体力ゲージがあるのを見て「まずい」と察しました。「絶対に早く倒さないといけないやつだ」と。 その予感は的中し、敵が数ターンごとに放ってくる攻撃を蒼井が全て受け止め、蒼井のDPがどんどん減っていきます。敵のデフレクタを削っている間にヒールの類をしましたが蒼井のDPは回復しません。

 そして蒼井のデフレクタが割れ、体力も減りあとわずか。次の攻撃で蒼井が死ぬという状況になりました。もう焦りましたし、なんなら涙でそうになりましたね。この時には完全に物語に入り込んでいたので、家で一人、画面に向かって「絶対、ここでやらないといけない」とか言ってました。やばいやつですね、でもこれが最高なんですよ。そして私が対ボスに行っていた、つかさっちのエンハンス(スキル攻撃力Up)→めぐみんのハードブレード(敵防御力Down)→ルカの夢幻泡影 で何とか倒せました。推奨されている総合戦力と同じくらいで挑んだお陰でめちゃめちゃドラマチックにクリアできました。

 これで戦闘は終了したのですが、敵はまだ体力がわずかながら残っていたようです。蒼井が命を削りながら耐えてくれていた攻撃を敵が再び放とうとしてきます。既にフラフラの蒼井でしたが、作戦前に月歌に言われた「自分を最強だと思え」という言葉を思い出します。これ以上仲間を失いたくないという強い思いで最後の力を振りしぼり敵の一撃を受け止め切り仲間を守り切りますが、蒼井は力尽きてしまいます。

 まさかセラフ部隊のメンバーが死ぬとは思わなかったので、衝撃を受けました。

 

ナービィに関する考察

 そしてナービィね。あらビックリしますわ。外国人の反応シリーズみたいな感じで他の人の反応見てみたいくらいびっくりしました。

 それまでナービィって敵対心がない謎の生物ーくらいで、まあ結構話が進んだら分かっていくんだなと思ってましたけど、まさかここだとは。

ナービィの中の蒼井は最初、自分がした行動に不安がありました、しかし月歌に生前の蒼井の行動は正しかったという言葉を掛けてもらったことで、自分のしたことは正しかったのだと分かり成仏するように意識が遠のいていく。

この世界では死ぬに死にきれない人(もしくはセラフを使える能力者)の魂がナービィに入り、緩やかにその意識が失われていく って感じなのでしょうか。蒼井も最初の時点で自我があやふやだったので、月歌の言葉が無かったら理由の分からぬ悔しさを持ったままいなくなってしまっていたかもしれません。月歌本当にありがとう。ナービィは魂が成仏するまでの器 ってイメージなのかな と私は解釈しています。

死後の世界は誰も分からないって言いますけど、まさにこれを体現しているのだと感じましたね。この世界の登場人物は誰も死後の世界を知らないのですが、この世界を俯瞰的な視点で見ることができている私たちプレイヤーだけは知ることができる。こんな死後の世界でも私はいいと思います。

 個人的にはこの後もちょこちょこ頭飾りをつけたナービィが出てきてくれたら嬉しいですね。蒼井はもう記憶はないかもしれないけど、プレイしていた私は知っているよ、想いをつないでいるよ、と思いたいものです。

 

うーん ってなったところ

ここからはただのオタクの戯言です。もちろん作品が最高に良かった前提でお話しします。

蒼井が最後の力を振り絞るとき、蒼井は月歌からの「自分を無敵だと思え」という過去の声掛けを思い出します。しかしこの場面、『自分を○○だと思え』の○○部分が選択でき、当時私はふざけて「爆発」とかを選んでいたのでちょっと引っ掛かってしまいました。確かに「爆発」とか「窮鼠」とかはどれも蒼井に響かず、最終的に「無敵」で蒼井は腑に落ちるのですが、この蒼井にとって重要な単語をプレイヤーが茶化せるようにしてしまって良いのだろうかと思いました。別にもっといろんなところで選択肢は作れるし、月歌が変なことを言っても今更プレイヤーは動じないのですから、ここは選択肢を設けず勝手に月歌が「無敵!って思えばいいんだよ」と言って良かった気がします。

 またクライマックスの蒼井が死にゆく場面、長らく蒼井と仲良くなれたばかりのすももといちごが声を掛けるシーンはとても良かったのですが、その後の他の31Bメンバーの声掛けで少し涙が引いてしまいました。白虎は仕方ないにせよ、そういえば他に二人いたなー って。特にすももの「あたしら生きてる…蒼井、あんたのおかげで…。」の後に樋口聖華が言った「私もな。」で一気に涙が引いた感じがありましたね。このセリフの言い方がいつも月歌とかと喋ってるときと同じなんですよ。無機質で無感情で、機械かおどれは ってなりました。冷静沈着で一貫しているモブ寄りのキャラがストーリーの最後の大盛り上がりの時にも変わらず冷たい感じなのは何だかなあと思いました。「……ありがとうな…。」とか、同じセリフだったとしても言葉を詰まらせるような感じだったら印象は違いましたね。

  蒼井が死に瀕しているとき、あれ蒼井ってプレイアブルキャラだったよね?まさか死なないよね?って思いました。死んじゃったら今後第3章とかで部隊に組み込んだら違和感やばいですよね。

 

蒼井はこのゲームにおけるプレイアブルキャラで初めて死んでしまったキャラクターであったため、彼女の死の衝撃は大きかったですが、その分「今部隊に組み込んでいる誰かが今後ストーリーで死ぬこともあり得るのかあ」となんかちょっと冷める感じもしました。今蒼井の新規ssスタイルとかが登場しても相当な人権キャラとかでない限り、入手しても部隊に組み込むだけで違和感が生まれちゃうと思います。ソシャゲではなく買い切りのコンシューマーゲームとかパソコンゲームとして出してくれてたらこういう問題は起きないのかな と惜しい気がしました。

 

 

あとがき

ストーリー遡るか~と何の気なしにホームから『過去をたどる』を選択したらこの画面になって更に胸がグッてなってしまいました。なんでそんな楽しい姿をしてるんだ…悲しくなるって… 

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第二章選択画面。不意打ちすぎるわこんなん。

 

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